ワードプレスのバックアップが原因でメール受信が停止!その対処法とは?
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先日、お客様から「メールの送信はできるのに、受信ができなくなってしまった」というご相談をいただきました。
サーバーを確認したところ、原因はWordPressのバックアップが肥大化し、サーバーホスティングの容量がいっぱいになってしまったことでした。
このようなトラブルはあまり経験したことがなく、当初はDNSやローカル側のメール設定を疑ってしまい、原因を特定するのに時間がかかってしまいました。
ワードプレスのバックアップ肥大化
サーバーの容量不足の原因として特に注意したいのが、WordPressのバックアップファイルの肥大化です。
定期的にバックアップを取ることは重要ですが、その管理を怠ると、バックアップファイルがどんどん増え、サーバーの容量を圧迫してしまいます。
具体例
例えば、毎日自動でバックアップを取る設定にしている場合、1ヶ月で30個ものバックアップファイルが生成されます。
それぞれのバックアップファイルが大きい場合、あっという間にサーバーの容量がいっぱいになってしまいます。
バックアップ管理の重要性
バックアップを取ることは大切ですが、適切に管理することも同様に重要です。
不要になった古いバックアップを削除することで、サーバーの容量を確保し、トラブルを防ぐことができます。
具体的な対策
- 定期的なバックアップファイルの整理
定期的に古いバックアップファイルを削除することで、サーバーの容量を確保します。 - バックアップファイルの圧縮
バックアップファイルを圧縮してサイズを小さくすることで、容量を節約できます。 - 外部ストレージの利用
Google DriveやDropboxなどの外部ストレージサービスを利用して、バックアップファイルを保存することも一つの方法です。
バックアップの設定見直し
バックアップの設定を見直すことも重要です。
例えば、バックアップの頻度を週1回に減らす、バックアップファイルの保存期間を短くするなどの方法があります。
設定例
define('WP_POST_REVISIONS', 3); // 投稿のリビジョンを3つに制限
define('EMPTY_TRASH_DAYS', 7); // ゴミ箱のアイテムを7日後に自動削除
これらの設定をwp-config.phpファイルに追加することで、バックアップファイルや不要なデータの増加を防ぐことができます
まとめ
サーバーの容量不足は不測のトラブルの原因となる場合があります。特にWordPressのバックアップは肥大化しがちなので、適切に管理し、不要なファイルは削除することでサーバーの容量を確保し、トラブルを防ぐことができます。日々のメンテナンスを心がけ、快適なホームページ運営を続けましょう。
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