SVGとは何か？初心者向け解説と実際の活用方法
更新日：2024年12月13日

ホームページ制作やウェブデザインにおいて、画像形式は重要な要素の一つです。その中でも注目を集めるのが「SVG（Scalable Vector Graphics）」です。SVGはその名の通り、スケーラブル（拡大縮小可能）なベクターグラフィックスを扱える画像フォーマットで、デザインや技術面で多くのメリットを持っています。

本記事では、SVGの基本知識から活用例、実際のコードサンプルまでを詳しく解説します。これを読めば、SVGを使って効果的なホームページを作るヒントを得られるでしょう。

SVGとは？基本知識を押さえよう

SVGはXML（拡張可能マークアップ言語）で記述される画像フォーマットです。以下がその主な特徴です。

• スケーラブル: 解像度に依存せず、高品質のままサイズを自由に変更できます。
• 軽量: 他の画像形式に比べてファイルサイズが小さく、ウェブページの読み込み速度を改善します。
• プログラム可能: JavaScriptやCSSを使ったアニメーションやインタラクションが可能です。

例: 基本的なSVGコード

<svg width="100" height="100">
  <circle cx="50" cy="50" r="40" stroke="blue" stroke-width="3" fill="lightblue" />
</svg>

このコードは、直径80pxの円を描画します。

SVGのメリットと活用場面

SVGは以下のような場面で特に効果を発揮します：

1. ロゴやアイコン
   SVGは解像度を気にせず高品質を維持できるため、企業ロゴやアイコンに最適です。
2. データビジュアライゼーション
   グラフやチャートをSVGで作ると、インタラクティブな表現が可能です。
3. アニメーション
   CSSやJavaScriptを組み合わせてアニメーションを簡単に追加できます。

例: シンプルなアニメーション

<svg width="200" height="200" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
  <circle cx="100" cy="100" r="50" fill="red">
    <animate attributeName="r" from="50" to="100" dur="2s" repeatCount="indefinite" />
  </circle>
</svg>

このコードでは、円のサイズがアニメーションで変化します。

SVGと他の画像形式の比較

SVG活用時の注意点

• ブラウザ互換性: 主要なブラウザでは対応していますが、古いバージョンのブラウザでは動作しない場合があります。
• セキュリティ: 外部から動的に生成したSVGをそのまま表示すると、XSS（クロスサイトスクリプティング）攻撃のリスクがあります。

まとめ

SVGは、現代のホームページ制作において欠かせないツールとなっています。その特性を活かすことで、視覚的に優れた、かつ軽量なウェブデザインを実現できます。ぜひ、SVGの基本を理解し、実際のプロジェクトで活用してみてください。