スラッグの基本と日本語・英語・ローマ字のベストな使い方
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ホームページ制作において、URL構造はSEOやユーザーエクスペリエンスを向上させる重要な要素の一つです。その中でも、スラッグ(URL末尾の部分)の設定は、検索エンジンにページ内容を伝え、ユーザーにとっても直感的でわかりやすいURLを作る上で欠かせません。
特に日本語で書かれたホームページでは、スラッグを英語・ローマ字・日本語のどれで設定するべきか迷う方も多いのではないでしょうか。本記事では、スラッグの基本的な知識と、日本語特有の課題、そして最適なスラッグ設定方法について詳しく解説します。
スラッグとは?
スラッグとは、URLの一部で、通常はページごとに設定される部分を指します。以下の例を見てみましょう。
- 例:
https://example.com/blog-post-title
この
blog-post-title
がスラッグに該当します。
スラッグは、次の2つの重要な役割を果たします。
- 検索エンジンへの情報提供: ページの内容を簡潔に伝えます。
- ユーザーへのナビゲーション: 直感的で覚えやすいURLを提供します。
スラッグの適切な作り方
シンプルで説明的に
スラッグは短く、かつ内容を伝えるものであるべきです。
- 悪い例:
/page1
、/12345
- 良い例:
/seo-basics
、/how-to-create-slug
ハイフンで単語を区切る
単語間をハイフン(-)で区切ることで、検索エンジンがスムーズに内容を理解できます。
- 悪い例:
/seo_basics
- 良い例:
/seo-basics
小文字のみを使用
大文字はURLの一貫性を損ねる可能性があるため、必ず小文字を使用します。
キーワードを含める
SEO効果を最大化するため、ページに関連するキーワードをスラッグに含めます。
- 例:
https://example.com/website-design-tips
日本語・英語・ローマ字スラッグの選び方
日本語サイトの場合、スラッグをどの言語で設定するか迷うことが多いですが、それぞれの特徴と利点を見ていきましょう。
日本語スラッグ
- 特徴: 自然な言語でページ内容を伝えられる。
- 課題: 日本語はURLエンコードされるため、URLが視覚的に分かりづらくなります。
例:
/ホームページ
→/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
- 推奨シーン: 日本語を重視した検索行動や、国内向けに特化したサイトの場合に検討。
英語スラッグ
- 特徴: 国際的に通用し、視覚的に簡潔。
- 利点: 検索エンジンに正確に解釈されやすく、シェアやコピー時にも便利。
例:
/homepage-design
- 推奨シーン: 多言語対応や海外ユーザーを視野に入れる場合。
ローマ字スラッグ
- 特徴: 日本語の内容をローマ字で伝えられる。
- 課題: 長い単語や不明確な意味になる可能性がある。
良い例:
/seo-tips
悪い例:
/anatanotameni-yasashii-seotaisaku
- 推奨シーン: 国内向けだが、視覚的にエンコードを避けたい場合。
避けるべきスラッグ設定ミス
- 長すぎるスラッグ: 短く簡潔にすることが重要です。
- 悪い例:
/this-is-a-very-long-url-for-a-simple-page
- 悪い例:
- キーワードの詰め込み: 過剰なキーワードは不自然に見え、SEOペナルティのリスクがあります。
- 悪い例:
/seo-seo-seo-tips
- 悪い例:
- 意味のないスラッグ: 内容を伝えられないスラッグは避けましょう。
- 悪い例:
/1234
,/page2
- 悪い例:
具体例で学ぶスラッグ設定
- 記事タイトル: 「SEOの基本」
- 日本語:
/SEOの基本
(エンコードされる) - 英語:
/seo-basics
- ローマ字:
/seo-kihon
- 日本語:
- 記事タイトル: 「ホームページ制作のポイント」
- 日本語:
/ホームページ制作のポイント
- 英語:
/homepage-design-tips
- ローマ字:
/homepage-seisaku-points
- 日本語:
まとめ
スラッグはURL設計の重要な要素であり、SEOとユーザーエクスペリエンスに直結する部分です。日本語サイトにおいては、ターゲットユーザーに応じて「日本語」「英語」「ローマ字」のいずれかを選ぶべきです。一般的には、以下の選択肢が推奨されます。
- 国際対応を視野に入れる場合: 英語スラッグ
- 国内向けに簡潔に伝えたい場合: ローマ字スラッグ
- 特定の事情で日本語が必要な場合: 日本語スラッグ(注意して運用)
スラッグ設定を工夫することで、検索エンジンとユーザーの双方に効果的なURLを実現できます。ぜひ今回の内容を参考に、ホームページのスラッグを最適化してみてください。
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