VSCodeメモ: PowerShell、Bash、コマンドプロンプトの違いを理解しよう
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VSCodeを使ってコーディングを行っていると、ターミナルの選択に困ったことはありませんか?
PowerShell、Bash、そしてWindowsのコマンドプロンプトの違いについて疑問に感じたことはありませんか?
今回の記事では、「PowerShell、Bash、コマンドプロンプトの違い」について具体的に説明します。
具体的なコードサンプルも交えながら、それらについて説明します。
PowerShellとは
PowerShellはMicrosoftが開発した、Windowsの管理を主眼に置いたスクリプト言語とシェルの機能を持つフレームワークです。
例えば、ホームページの管理や自動化タスクに多く使われています。
以下は、PowerShellでの基本的なコマンドの例です:
# ディレクトリの内容を表示
Get-ChildItem
# 現在のディレクトリを表示
Get-Location
# ディレクトリを変更
Set-Location -Path C:\example\directory
# ファイルを作成
New-Item -ItemType File -Name example.txt
Bashとは
一方、BashはUNIXやLinuxで主に使用されるシェルです。
そのため、BashはLinuxやUNIXのホームページの管理やシステム操作に広く利用されています。
以下は、Bashでの基本的なコマンドの例です:
# ディレクトリの内容を表示
ls
# 現在のディレクトリを表示
pwd
# ディレクトリを変更
cd /example/directory
# ファイルを作成
touch example.txt
コマンドプロンプトとは
Windowsのコマンドプロンプト(cmd.exe)も、PowerShellやBashと同じくコマンドラインインターフェース(CLI)の一種です。
Windows NT系列のOSで標準的に提供されているシェルで、Windowsの基本的な操作をコマンドラインから行うためのツールです。
以下は、コマンドプロンプトでの基本的なコマンドの例です:
# ディレクトリの内容を表示
dir
# 現在のディレクトリを表示
cd
# ディレクトリを変更
cd \example\directory
# ファイルを作成
echo.> example.txt
PowerShell、Bash、コマンドプロンプトの違い
PowerShell、Bash、コマンドプロンプトの主な違いは、対象のオペレーティングシステムとコマンドの記法です。
PowerShellは主にWindowsで使用され、BashはUNIXやLinuxで使われます。
しかし、現在ではWindowsのサブシステム for Linux (WSL)やPowerShell Coreにより、WindowsでもBashが、LinuxでもPowerShellが利用可能となっています。
一方、コマンドプロンプトはWindows専用のシェルで、Windows NT系のOSで標準的に利用されています。
また、PowerShellはオブジェクト指向の記法を採用しており、結果をオブジェクトとして扱うことが可能です。
一方、Bashは伝統的なテキストベースの出力を採用しています。
コマンドプロンプトもテキストベースの入出力を行いますが、コマンドの種類や機能はPowerShellやBashに比べてシンプルです。
そして、基本的なコマンドは同じような機能を提供していますが、名前や使い方は異なります。
# まとめ
今回の記事では、それぞれのシェルの特性と基本的なコマンドを具体的に紹介しました。
それぞれがどのようなシステムで主に使用され、どのような特徴を持つのか、そして基本的なコマンドがどのように異なるのかを理解しておくと良いでしょう。
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