GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスどちらを使うべき？
更新日：2024年11月08日

ホームページを運営する上で、アクセス解析やSEO対策に欠かせないのが、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスです。
しかし、それぞれのツールの違いや、どちらを使えば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの特徴や用途、活用方法についてわかりやすく解説します。
それぞれのツールがどのような場面で役立つのか理解し、ホームページのパフォーマンス向上に役立ててください。

Googleサーチコンソールの特徴と使い方

Googleサーチコンソールとは？

Googleサーチコンソール（GSC）は、Googleが提供する無料のツールで、主にホームページの検索パフォーマンスを監視・改善するために利用されます。
Google検索エンジンにおける表示状況やキーワードの順位、インデックスの状態など、SEOに関連するデータを提供してくれます。

主な機能

• 検索パフォーマンス: ホームページがGoogle検索でどのように表示され、どれだけクリックされているかがわかります。
  特定のキーワードでの平均順位やクリック率（CTR）、検索クエリごとの表示回数などが確認でき、SEO対策に役立ちます。
• インデックスカバレッジ: Googleがホームページのページをインデックスしているか、エラーが発生していないかを確認できます。
  エラーがある場合、修正方法も提示され、SEOの改善が可能です。
• モバイルユーザビリティ: スマートフォンでの表示が適切かを確認し、必要に応じて修正点がわかります。
• リンク: 内部リンクと外部リンクの状況を確認でき、他のサイトからどれだけリンクを獲得しているかも分析可能です。

Googleサーチコンソールの活用例

• SEO対策: 「どのキーワードで訪問者が来ているか」「平均順位はどうか」を確認し、特定のキーワードでの順位を改善したい場合に便利です。
• エラーページの修正: インデックスカバレッジでエラーが表示された場合、すぐに修正することでGoogleからの評価を維持できます。
• リンクの確認: 外部リンクが増えればSEOに良い影響が出るため、リンク獲得状況を確認し、外部サイトへのコンタクトも視野に入れることが可能です。

Googleアナリティクスの特徴と使い方

Googleアナリティクスとは？

Googleアナリティクス（GA）は、ホームページの訪問者の行動を詳細に分析できる無料ツールです。
ホームページのどのページがよく見られているか、訪問者がどのような経路で訪れたのか、どのような行動をとっているかを理解し、サイト改善に役立てることができます。

主な機能

• リアルタイム分析: 訪問者が今どのページを見ているかをリアルタイムで把握でき、キャンペーンの効果測定に便利です。
• ユーザーの基本情報: 訪問者のデバイス、地域、言語などの基本情報を取得し、ターゲット層の理解が深まります。
• 訪問経路の分析: ユーザーがどの経路（SNS、検索、直接流入など）から訪問しているかを分析し、流入チャネルごとの効果を比較できます。
• ページごとのパフォーマンス: 各ページの閲覧数、直帰率、滞在時間などを把握し、人気ページや改善すべきページが一目でわかります。

Googleアナリティクスの活用例

• マーケティング活動の効果測定: SNSや広告からの訪問数やコンバージョン率を確認し、マーケティング活動の効果を評価できます。
• UI/UXの改善: ユーザーがどこで離脱するか、どのページで長く滞在しているかを分析し、ページの配置やコンテンツを最適化するための手掛かりにします。
• ターゲットユーザーの理解: 地域、年齢、興味などのデータを活用し、ターゲットに最適化したコンテンツを提供できます。

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違い

目的の違い

• Googleサーチコンソール: SEOに特化したデータを提供し、検索エンジンでのパフォーマンス改善が主な目的。
• Googleアナリティクス: ホームページ全体の訪問者の行動やマーケティング活動の効果測定に適しており、コンバージョン改善が主な目的。

データの違い

• Googleサーチコンソールでは、検索クエリごとの平均順位やクリック率、インデックスカバレッジの状態など、検索に関するデータが中心です。
• Googleアナリティクスでは、ユーザーのセッションやページ遷移、行動フローといったホームページ上でのアクションを詳細に把握できます。

どちらを使うべきか

• SEOを重視したい場合: ホームページの検索結果でのパフォーマンスを改善したいなら、Googleサーチコンソールが必須です。
  特定のキーワードで上位表示を目指す場合や、検索エンジンからのアクセス数を増やしたい場合に適しています。
• ユーザー行動を分析したい場合: ユーザーの流入経路や滞在時間、ページ遷移などをもとにコンバージョン率の向上やUX改善を目指すなら、Googleアナリティクスが適しています。
  マーケティングの効果や、どのページがユーザーにとって魅力的かを理解する助けになります。

まとめ

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは、それぞれ異なる目的で利用されるツールですが、どちらもホームページの改善において非常に役立ちます。
SEO対策に力を入れたい方はGoogleサーチコンソールを使い、ユーザー行動の分析やマーケティング効果測定にはGoogleアナリティクスが適しています。
ホームページのパフォーマンス向上には、この2つのツールを併用するのが理想的です。
まずは自分のホームページの目的に合わせて、必要なツールを導入し、データを元に改善を進めましょう。