ワードプレスのコンタクトフォームで送信エラーを解決する方法
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WordPressでホームページを運営していると、多くの方が「Contact Form 7」などのプラグインを使って問い合わせフォームを設置します。しかし、「送信できませんでした」などのエラーが表示され、フォームが正常に動作しないケースも珍しくありません。
この記事では、WordPressの問い合わせフォームで送信エラーが発生する主な原因と解決策を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
よくある送信エラーの原因
1. メールサーバーの設定不備
フォームで入力された内容を送信するには、メールサーバー側の設定が正しく構成されている必要があります。以下の点に注意しましょう:
- 受信先メールアドレスが正しく設定されているか
- SPF、DKIM、DMARCなどのメール認証設定が正しいか
- ドメインがメール送信を許可しているか
2. SMTPプラグインの未設定
レンタルサーバーによっては、PHPの mail()
関数での送信が制限されていることがあります。この場合は、SMTP経由でメールを送信するプラグインの導入が有効です。
おすすめのSMTPプラグイン:
- WP Mail SMTP
- Easy WP SMTP
設定例(WP Mail SMTP使用時):
$mail->isSMTP();
$mail->Host = 'smtp.example.com';
$mail->SMTPAuth = true;
$mail->Username = 'your-email@example.com';
$mail->Password = 'your-email-password';
$mail->SMTPSecure = 'tls';
$mail->Port = 587;
3. reCAPTCHAの設定ミス
スパム防止のためにGoogle reCAPTCHAを導入している場合、以下の設定を見直しましょう:
- サイトキーとシークレットキーが正しく入力されているか
- ドメインがreCAPTCHAに登録されているか
設定ミスがあると、「このサイトのオーナーではありません」といったエラーが表示されます。
4. プラグインの競合
セキュリティ系・キャッシュ系のプラグインが問い合わせフォームと干渉する場合があります。以下の方法で検証できます:
- プラグインを1つずつ無効化して動作確認
- テーマを一時的にデフォルトに変更してテスト
送信エラーを防ぐためのポイント
常に最新バージョンを使用
WordPress本体と利用中のプラグインは、定期的にアップデートしましょう。バグや脆弱性が修正されている可能性があります。
定期的なバックアップ
不具合発生時に迅速に復元できるよう、バックアップを定期的に行うことが重要です。BackWPupやUpdraftPlusなどのプラグインがおすすめです。
エラーログを確認する
WordPressのデバッグ機能を活用して、原因の特定をサポートしましょう。
// wp-config.php に追記
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);
これにより、wp-content/debug.log
にエラー内容が記録されます。
まとめ
WordPressの問い合わせフォームで送信エラーが起きた場合でも、原因を一つひとつ丁寧に確認すれば、ほとんどのケースで自力解決が可能です。
- メール設定とSMTPの確認
- reCAPTCHAの見直し
- プラグインの競合チェック
- エラーログの活用
こうした基本的な対応を押さえておけば、安定した問い合わせフォームの運用ができます。トラブルに備えて日頃から点検・更新を行いましょう。
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